茶道人.com編集部[著]
群馬県立歴史博物館では、第106回企画展として「戦国上州の刀剣と甲冑」を7月9日から開催します。本展では、上州の郷土刀や上州の甲冑師が製作した甲冑などを展示します。
上州とは、別称として上野国(こうずけのくに)や、上毛(じょうもう、かみのげ)と呼ばれることもあり、現在の群馬にあたります。戦国時代の上州の郷土刀は、五箇伝の中の相州伝を基礎にしていると言われています。相州伝は、日本における刀史上、最高と評される名工である「正宗」が完成させたことでも有名な伝法です。本展では、その系譜を継ぐ上州の郷土刀を展示します。
その他にも、上杉や武田といった、戦国大名にも愛用された上州甲冑師の製作した貴重な兜や、古文書や絵画などもあわせて展示し、製作者を含めた上州の刀剣と甲冑の姿とその歴史に迫ります。ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
2022年7月9日から8月28日まで開催中。