日々是好日

京都国立博物館 特別展 京に生きる文化「茶の湯」12月4日まで開催

茶道人.com編集部[著]

京都国立博物館では、特別展として、京に生きる文化「茶の湯」を10月8日(土)から12月4日(日)までの約2ヵ月間開催します。

現在では、「茶の湯」は、日本を象徴する独自の文化として世界で広く知られるようになりました。そして、京都は、茶の湯の歴史の中で中心的な役割を果たしてきました。本展では、京にゆかりのある各時代の名品を紹介しながら、千年以上も日本の中心にあり、今もなお、茶の湯が生きる京都を中心とした茶の湯文化を紹介しています。

特別展では、茶の湯の茶碗の最高位ともよばれる、国宝「大井戸茶碗 銘喜左衛門」、重要文化財「大井戸茶碗 銘筒井筒」など、茶の湯の名品が公開されます。また、豊臣秀吉の「黄金の茶室」(京都市所蔵復元品)や、国宝として指定されている現存の草庵茶室「待庵」(秀吉の命を受け利休が制作したとされている)がこの展示会で復元されます。

この機会に、ぜひ、茶人たちの美意識の粋を感じながら、部分的ですが、1587年秀吉が催した北野大茶会を体感してはいかがでしょうか。

2022年10月8日(土)から12月4日(日)

※会期中、一部の作品は展示替えが予定されています。

京都国立博物館