茶道人.com編集部[著]
五島美術館(東京都世田谷)では、「茶道具取合せ展」を12月10日から開催します。本展では、五島美術館の茶室である「古経楼」、「松寿庵」、「冨士見亭」の床の間原寸模型を設えて、館蔵の茶道具コレクションから約70点が展示されます。
懐石道具・炭道具のほか、小堀遠州を中心とした武将や、大名にゆかりのある茶道具の取合せを鑑賞することができます。小堀遠州とは、江戸初期の大名茶人の一人で、古田織部から茶の湯を学びました。その後、わび・さびの精神に、明るさ、豊かさ、美しさ、品格を加えて、誰からも美しいと思われる客観性の美や調和の美を目指した遠州流(綺麗さび)と呼ばれる流派を確立させました。
また、特集展示として、茶の湯の包み裂である名物裂や更紗などが同時公開されます。ぜひ、足を運んでみてはいかがでしょうか。
2022年12月10日から2023年2月12日まで。