茶道人.com編集部[著]
樂美術館(京都府京都市)では、特別展「定本 樂歴代」を9月2日から開催します。本展では、樂家歴代の全貌を紹介する『定本 樂歴代』(樂美術館監修)が新しく改訂版となったことを記念し、樂家それぞれの代表作となる名品を展示しています。
楽家歴代は、千利休の言葉にもあるように、変わらない本質と時代変化の中で新たな作風を追求するという「不易流行」、あるいは「守破離」の精神を450年にわたって伝えてきました。楽家所蔵の長次郎茶碗として、愛蔵されてきたことが伺える「黒楽茶碗 銘 面影」など、長次郎から十六代吉左衛門までそれぞれの作風の特色とその変遷が見られます。
伝統と創造に懸ける歴代の作陶を真正面から捉えられる展覧会となっていますので、この機会にぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
2023年9月2日から12月24日まで。
樂美術館