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湯木美術館 秋季展「大名家の茶道具―細川三斎、片桐石州から柳沢堯山まで―」9月1日から開催

茶道人.com編集部[著]

湯木美術館(大阪府大阪市)では、秋季展「大名家の茶道具―細川三斎、片桐石州から柳沢堯山まで―」を9月1日から開催します。本展では、江戸時代初期の武家の茶にスポットを当て、大名家ゆかりの茶道具を数多く展示しています。

展示品の中には、細川三斎が手がけたとされる茶杓「銘 笘」や、広島の大名浅野家に伝来し、蓋の内側には千利休のケラ判が朱漆で書かれている「黒大棗 利休在判」などがあります。また、今回、千家の茶を学び、4代将軍徳川家綱の茶道師範となった片桐石州にも注目し、大名茶においてわびの茶風を強めた人物として紹介しています。

武家が旧蔵したことがわかる茶道具をはじめ、大名家が影響を与えた作品など、前・後期あわせて約40点が展示されますので、是非この機会に足を運んでみてはいかがでしょうか。

2023年9月1日から12月10日まで(途中入れ替えあり)
湯木美術館