茶道人.com編集部[著]
土岐市美濃陶磁歴史館(岐阜県土岐市)では、企画展「挑戦!重要文化財2,000点並べてみる」を2024年1月7日から開催します。本展では、土岐市が収蔵する重要文化財「元屋敷陶器窯跡出土品」約2,000点の中から、陶片や茶碗などを空間の許す限り展示しています。
令和6年4月から、同歴史館は新たな博物館への建て替えのため、休館に入ります。建て替え前の最後の展覧会として、安土桃山時代から江戸時代初頭にかけて生産され、消費地の京都や堺の茶人たちの間で好まれた「美濃桃山陶」が中心に展示されます。黒織部茶碗のような茶道具や陶片、日本初の白いやきもの「志野」など、美濃窯における茶陶生産のあり方を示す良好な資料として、土岐市が所有してきました。
同歴史館から歩いて5分のところには、重要文化財の出土地で国の史跡にもなっている「元屋敷陶器窯跡」もあります。重要文化財を鑑賞できる貴重な機会ですので、ぜひこの機会に足を運んでみてはいかがでしょうか。
2024年1月7日から3月31日まで。
土岐市美濃陶磁歴史館