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静嘉堂文庫美術館 特別展「眼福―大名家旧蔵、静嘉堂茶道具の粋」2024年9月10日から開催

Photo by Koji Fujii / TOREAL

茶道人.com編集部[著]

静嘉堂文庫美術館(東京都千代田区)では、特別展「眼福―大名家旧蔵、静嘉堂茶道具の粋」を2024年9月10日から開催します。本展は、静嘉堂として8年ぶりとなる茶道具展で、名だたる大名茶人ゆかりの名品を一堂に公開しています。

展示品の中には、足利義満からの伝来を誇る「唐物茄子茶入 付藻茄子」があります。この茶入は足利義満、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康らが所持した茶入で、非常に尊ばれた名品です。岩﨑彌之助が購入した最初の茶道具といわれています。ほかにも淀藩主から伝来したとされる「唐物瓢箪茶入 稲葉瓢箪」が展示されます。これらは、“大名物(おおいめいぶつ)”と呼ばれる、千利休時代以前から評価の高かった唐物茶入です。

鑑賞後に「眼福を得られた」と感じられる、大名家伝来の名品の数々が並びます。貴重なこの機会にぜひ鑑賞してみてはいかがでしょうか。

2024年9月10日から11月4日まで。
静嘉堂文庫美術館