茶道人.com編集部[著]
田部美術館(島根県松江市)では、四季の茶道具「雪舞う日」を3月3日まで開催中です。本展では、寒さが残る中でも暖かさを感じさせる、季節に合わせた茶道具が数々展示されます。
主な展示品には、毛利家に伝来するとされる「青磁尊形花入」や、江戸時代後期の大名茶人として知られる松平不昧が20代のころに手造りした「不昧手造黒楽」などがあります。このほかにも、「瀬戸禾目 銘 田邊」のような不昧ゆかりの茶道具や、新年にふさわしい松地文の釜を含む、約80点が展示されています。
冷たく澄んだ空気が身を縮める季節ではありますが、茶道具を鑑賞することで、すがすがしい新春の雰囲気を感じられるかもしれません。この季節ならではの空気感とともに楽しんでみてはいかがでしょうか。
1月2日から3月3日まで。
田部美術館