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茨城県立歴史館 「金工品―茶道具から化粧道具まで―」1月27日から開催

茶道人.com編集部[著]

茨城県立歴史館(茨城県水戸市)では、「金工品―茶道具から化粧道具まで―」を1月27日から開催します。本展では、第8代将軍徳川吉宗の4男に始まる、一橋徳川家に伝来した当時の技術を示す金工品の数々を展示します。

一橋徳川家は、御三卿の一つとして武家の生活を表す品々を現代に伝えてきており、多くの残された金工品の内容も、茶道具など武家としての生活に欠くことができないものです。これらは、細やかな細工が施され、当時の金工技術の水準を読み取ることができます。展示品の多くは重要文化財に指定されており、「黄唐金若松唐草葵紋入水指」などの水指のほか、釜などの茶道具も展示されます。

格式の高さを示す金工品の数々は、同時に、武家の好みも反映しています。武家の文化に触れる機会となっていますので、ぜひこの機会に鑑賞してみてはいかがでしょうか。

1月27日から3月17日まで。
茨城県立歴史館