茶道人.com編集部［著］
北村美術館（京都府京都市）では、春季取合展「碧の空」を3月9日から開催します。本展では、春の穏やかな暖かさを感じさせる、茶道具の数々を展示します。
今展では、樂家三代道入の長男として生まれた一入による作品「黒樂 歌銘 あやめ」や、千利休の孫・千宗旦の直弟子として知られる藤村庸軒の作品で、利休の花入と同じ姿の一重切を作り替え、掛（駆）けられぬという意で銘が付けられた「竹一重 置 銘 遅馬」などが展示されます。
このほかにも俵屋宗達と本阿弥光悦の合作である掛物や、利休とゆかりのある茶入が展示されます。また、特別展示には重要文化財も並びますので、ぜひこの機会に鑑賞してみてはいかがでしょうか。
2024年3月9日まで6月9日まで開催。
