茶道人.com編集部[著]
サントリー美術館(東京都港区)では、「サントリー美術館コレクション展 名品ときたま迷品」を4月17日から開催します。本展では、サントリー美術館が所蔵する「メイヒン」の魅力をさまざまな角度から紹介します。また、同館が所蔵する国宝や重要文化財も、多数展示されます。
国宝や重要文化財に指定されるような「名品」や、これまであまり展示されることのなかった「迷品」を一つの展覧会で鑑賞することで、各々の価値観で「メイヒン」を知る機会となります。本展は、漆工や陶磁、茶の湯など、章で分けられており、第5章「茶の湯の美 曇りなき眼で見定める」では、装飾的な外側が特徴的で、重要文化財に指定される「白泥染付金彩薄文蓋物」や、色絵陶器を大成したことで知られる野々村仁清の「色絵七宝繋文茶碗」などが展示されます。
通常の作品解説に加え、作品にまつわる逸話も紹介されますので、多角的に作品を鑑賞することができるかもしれません。自分だけの「メイヒン」を見つける機会にしてみてはいかがでしょうか。
4月17日から6月16日まで。