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島根県立美術館 企画展「畠山記念館名品展―松平不昧ゆかりの逸品と琳派―」4月19日から開催

茶道人.com編集部[著]

島根県立美術館(島根県松江市)では、企画展「畠山記念館名品展―松平不昧ゆかりの逸品と琳派―」を4月19日から開催します。本展では、現在休館中の畠山記念館の所蔵品の中から、茶の湯と琳派の名品、加えて松江藩藩主で江戸時代の代表的な茶人としても知られる松平不昧ゆかりの作品が展示されます。

今展では、国宝や重要文化財、重要美術品など約70点が展示されます。中でも、松平不昧が愛蔵したとされる重要文化財「唐物肩衝茶入 銘 油屋」は、多くの将軍たちの手を渡り、不昧の参勤交代の際の道中も共にしたとの逸話を持つ名品です。また、細川三斎が所持していたと伝わる重要文化財「井戸茶碗 銘 細川」は、天下の名器としても知られており、伊達家や江戸時代の豪商であった冬木家などを経て、不昧が所持した名品を鑑賞することができます。

このほかにも、破格の美を象徴する重要文化財「伊賀花入 銘 からたち」なども展示されます。中四国の地で初めて開催される展覧会となっていますので、この貴重な機会にぜひ鑑賞してみてはいかがでしょうか。

4月19日から6月10日まで。(途中展示入れ替えあり)

島根県立美術館