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福岡市美術館 コレクション展 古美術「春の名品展」6月2日まで開催中

茶道人.com編集部[著]

福岡市美術館(福岡県福岡市)では、コレクション展 古美術「春の名品展」が6月2日まで開催中です。本展では松永記念館室に常時陳列されている「色絵吉野山図茶壺」にあわせて、春から夏へ季節が移り変わる時節にふさわしい松永コレクションの茶道具が展示されています。

展示品の中に含まれる「瑠璃祥瑞六角茶碗(るりしょんずいろっかくちゃわん)」は明時代末(17世紀)に景徳鎮窯で焼かれました。茶碗の胴全体は州浜形に歪み、大ぶりの高台が付けられています。茶碗の外側を染める濃青色は目を惹き、よく見ると樹木と人物を配した細かな山水文が施されています。鮮やかな色からは初夏の清々しさを感じられるのではないでしょうか。

この他にも季節の移り変わりを感じさせる茶道具の数々が展示されています。ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

2024年6月2日まで
福岡市美術館

掲載写真:伝・尾形光琳筆≪金銀泥梅花図≫ 江戸時代17世紀
提供:福岡市美術館