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神奈川県立金沢文庫 特別展「茶の湯以前―中世鎌倉の「茶」─」7月26日から開催

茶道人.com編集部[著]

神奈川県立金沢文庫(神奈川県横浜市)では、特別展「茶の湯以前―中世鎌倉の「茶」─」を7月26日から開催します。本展では、「茶の湯」成立以前、中世の日本における茶の歴史と文化が、ゆかりの文化財とともに紹介されます。

金沢文庫が管理する国宝「称名寺聖教・金沢文庫文書」は、金沢氏の菩提寺であった称名寺と、北条実時が創設した金沢文庫に伝来した史料群の一括で、その数は合わせて2万点を超えます。この史料群は鎌倉時代の仏教史、政治史、武家の文化などを読み解くことができる、非常に貴重な史料となっています。

称名寺聖教・金沢文庫文書の中には、中世日本の茶に関わる歴史と文化を伝える史料があります。茶の湯成立以前の鎌倉時代の「茶」には、人びとが贈答し、愛飲した茶や、密教儀礼の場で用いられた茶など、多種多様な用途や機能がありました。

ぜひ足を運んで、中世日本に広がっていた茶の湯以前の茶の世界を想像してみてはいかがでしょうか。

7月26日から9月23日まで
神奈川県立金沢文庫