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サンリツ服部美術館 特別企画展「やきものの景色 窯のなかで生まれる色と模様」7月31日から開催

茶道人.com編集部[著]

サンリツ服部美術館(長野県諏訪市)では、特別企画展「やきものの景色 窯のなかで生まれる色と模様」を7月31日から開催します。本展では、やきものを焼成する際に窯のなかで生じる景色に着目し、さまざまな条件によって変化する色や模様を持つ、多くの茶道具を展示します。

窯のなかでうつわを並べて時間をかけて高温で焼きますが、その過程で炎の具合や釉薬に含まれている鉱物などの条件によって生まれる色と模様を日本では、「景色」と呼んでいます。今展の見どころは、うつわの下半分が焼成中に黒く変化したことから、雪を頂く富士山から銘を付けられた国宝「白楽茶碗 銘 不二山」です。本作品は、本阿弥光悦が手がけた作品のなかで最も有名な茶碗として知られており、本人自筆の箱書きがあるなど、珍しい特徴があります。

このほかにも、小堀遠州が所持していたとされる茶入「瀬戸茶入 銘 玉柏(本歌)」など、模様が特徴的な作品が多数展示されます。ぜひこの機会に足を運んでみてはいかがでしょうか。

7月31日から10月27日まで。
サンリツ服部美術館