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徳川美術館において、3月1日まで、利休忌にあわせて「泪の茶杓」を特別公開中

画像:徳川美術館公式サイトより 

茶道人.com編集部[著]

徳川美術館では、利休忌にあわせて「泪の茶杓」を特別公開中。天正19年(1591)、豊臣秀吉に切腹を命ぜられた千利休が、自ら削って最後の茶会に用いたと伝わっている茶杓です。

徳川美術館は、愛知県名古屋市東区にある1935年に開設された歴史と由緒ある美術館です。徳川家康から御三家筆頭としての尾張徳川家初代 徳川義直が譲り受けた遺産を中心に、

尾張徳川家初代義直(家康九男)以下代々の遺愛品、いわゆる「大名道具」1万件余りを収める美術館です。国宝「源氏物語絵巻」をはじめ、国宝9件、重要文化財59件など、種類の豊富さ、質の高さ、保存状態の良さを誇ります。

本館は国の有形文化財に登録されているとても由緒ある施設で、千利休の最後の茶杓を鑑賞しながら、信長・秀吉・家康をはじめ、有名な歴史人と関わりのある名品を観て、歴史ロマンに浸ってみてはいかがでしょうか。

この歴史背景を学ぶためにも、下記書籍をお勧めします。

茶道文化研究においては定評がある田中仙堂の著書 『お茶と権力 信長・利休・秀吉』(発行元:文春新書、価格:935円)

『お茶と権力 信長・利休・秀吉』は、茶道文化普及に努めるかたわら、徳川林政史研究所や徳川美術館で歴史・美術を研究、茶の道に精通している田中仙堂が、「茶」を軸として、織田信長・豊臣秀吉、二人の天下人の戦略を読み解いた、新しい戦国史です。

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