茶道人.com編集部[著]
三井記念美術館(東京都中央区)では、「国宝 雪松図と能面×能の意匠」を2024年1月27日まで開催中です。本展では、毎年恒例の国宝「雪松図屏風」の展示に合わせて能面と能の意匠をテーマとした展示を行っています。展示作品の中には能にまつわる茶道具が含まれています。
このうち「黒楽茶碗 銘面箱」は紀州徳川家第十一代の斉順による紀州藩湊御殿における御庭焼です。銘の「面箱」は能面を収めておく箱を意味しています。このほか「竹茶杓 銘翁 共筒」や能の曲目の銘がつけられた「瀬戸肩衝茶入 銘二人静」が展示されています。能にまつわる銘は様々な茶道具にあしらわれています。
ぜひ足を運んで能の世界に触れ、茶道具に込められた思いをはせてみてはいかがでしょうか。
2023年12月8日から2024年1月27日まで
三井記念美術館