日々是好日

大阪市立東洋陶磁美術館 リニューアルオープン記念特別展「シン・東洋陶磁―MOCOコレクション」4月12日から開催

茶道人.com編集部[著]

大阪市立東洋陶磁美術館(大阪府大阪市)では、リニューアルオープン記念特別展「シン・東洋陶磁―MOCOコレクション」を4月12日から開催します。本展では、約2年の改修工事からのリニューアルオープンを記念して、同館が所蔵するコレクションなど約380点を展示します。

1982年に開館した大阪市立東洋陶磁美術館は、約2年の改修工事を終え、エントランスホールの増改築をはじめ、国宝「油滴天目茶碗」専用の独立ケースの導入などを実現しました。今回展示される国宝「油滴天目茶碗」は、宋時代に流行した黒釉茶碗の最高級品で、日本では鎌倉時代以降にもたらされ、豊臣秀次が所持していたとされています。水面に浮かぶ油の滴のように見える美しい斑紋と繊細な光彩を最大限引き出すため、スポット照明や高透過ガラスなどを導入し、本作品を360度から鑑賞することができます。

タイトルの「シン」には、「新」たなミュージアムへと歩み始めること、「真」の美しさとの出会い、「心」がワクワクする鑑賞体験を、という思いが込められています。大阪市立東洋陶磁美術館の新たな魅力に出会う機会にしてみてはいかがでしょうか。

4月12日から9月29日まで。

大阪市立東洋陶磁美術館