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金沢市立中村記念美術館 企画展「ふたつの愉しみ ~異国の器と日本の書~」7月21日まで開催中

茶道人.com編集部[著]

金沢市立中村記念美術館(石川県金沢市)では、企画展「ふたつの愉しみ ~異国の器と日本の書~」を7月21日まで開催中です。本展では、中国や朝鮮半島などから海を渡ってきた陶磁器と日本の書が展示されています。

展示品に含まれている「御所丸茶碗」は17世紀に朝鮮で焼かれました。名前に含まれる御所丸は、徳川幕府の御用船「御所丸」によって日本に持ち帰られたことに由来するといわれています。

この他にも、高麗(12~13世紀)で焼かれた「雲鶴平茶碗」、明(17世紀)の漳州窯で焼かれた「呉須橘文茶碗」など様々な時代・地域で作られた陶磁器が展示されています。

外国から日本にもたらされた陶磁器は異国を感じさせるものとして珍重されてきました。茶道でも愉しまれてきた異国の雰囲気を茶碗や水指から感じてみてはいかがでしょうか。

5月18日から7月21日まで
金沢市立中村記念美術館