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樂美術館 樂歴代 特別展「茶碗が紡ぐ ものがたり」8月21日まで開催中

茶道人.com編集部[著]

京都市にある樂美術館では、特別展として「茶碗が紡ぐ ものがたり」を8月21日まで開催しています。本展では、茶碗が長い時間の中、様々な出会いを経て紡がれて来た“ものがたり”に焦点を当て、樂歴代の作品の数々を展示しています。

樂茶碗のルーツを辿ると、織田信長や豊臣秀吉が生きた安土桃山時代まで遡ります。その時代の中、千利休と樂家初代長次郎が出会うことで、樂茶碗の歴史は始まりました。当時の茶碗は、唐物や高麗物が中心でしたが、その中で新たな和物茶碗をと生み出されたのが、樂茶碗です。

樂茶碗の誕生から、現在に至るまでおよそ450年。1つ1つの茶碗に積み重なった、“ものがたり“を通して、人から人へと大切にされてきた道具への想いを感じてみてはいかがでしょうか。

2022年8月21日まで。
樂美術館