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金沢市立中村記念美術館 「喫茶去~茶道具にみる季節の移ろい~」6月18日まで開催中

茶道人.com編集部[著]

金沢市立中村記念美術館(石川県金沢市)では、「喫茶去~茶道具にみる季節の移ろい~」が3月12日から開催中です。本展では、長い時代を経た道具と現代の道具、使用の目的のために作られた道具と茶道具に見立てられた美術作品など、さまざまな作品を季節の移ろいに沿いながら展示しています。

かつての茶会において、茶道具は、海を渡ってやってきた「唐物」が中心でした。時代を追うにつれ、日本で馴染みの深い竹を加工した道具を作りだしたり、また、日本で作られた「和物」の道具も用いられたりするようになりました。そのような道具の使用について、わび茶の創始者で千利休の師でもある珠光は『心の文』の中で「和漢のさかひをまぎらかす」(和漢の境を紛らかす)と記しています。

時代と季節それぞれと連動して変化する茶道具の変遷を、鑑賞してみてはいかがでしょうか。

2023年3月12日から6月18日まで金沢市立中村記念美術館にて開催中
金沢市立中村記念美術館